macOS で非純正マウスでもスムーズにスクロールする方法を解説します。macOS の標準機能ではできないので、外部ツールを導入して実現します。
トラックパッドや純正マウス「Magic Mouse」ではスムーズにスクロールできますが、市販の非純正マウスではスクロールがカクカクになります。
カクカクなスクロールに慣れているのであれば問題ありませんが、スムーズなスクロールを体験してしまうとどうしても気になってしまいます。
Mosを導入
フリーソフトとして公開されている「Mos」をダウンロードして導入します。注意点としては App Store で公開されているアプリではありません。
公式サイトより「Mos」をダウンロードします。
公式サイトにアクセスして「Download Now」ボタンを押します。
ダウンロードを許可する確認画面が表示されるので、許可を選択します。
ダウンロードフォルダーに保存された dmg ファイルを開きます。
左側の Mosアイコンをドラッグして Applications フォルダーへ移動させます。これでインストールされます。
Applications フォルダーをダブルクリックするとそのフォルダーへ移動します。
アプリケーションフォルダーに追加された Mos を開くのですが、右クリックしてメニューの中から「開く」を選択してください。
App Store でダウンロードしたものではないので、上図のような警告が出ます。「開く」ボタンを押します。
Mosの初期設定
ここから Mos の初期設定です。Next ボタンを押して先へ進みます。
「いくつかチェックをする必要があります。」ということで、Next ボタンを押して次へ進みます。
Mos を使用するには macOS のアクセシビリティコントロールへのアクセスを許可する必要があります。
アクセスを許可するために「Allow to access」ボタンを押します。
アクセシビリティコントロールへのアクセスを許可する設定を行うため「システム環境設定を開く」ボタンを押します。
誤って設定が変更されないようにロックされているので、左下の南京錠をクリックして開錠します。これで設定が変更できるようになります。
システム環境設定のロックを解除するためにパスワードを要求されます。パスワードを設定していない場合、パスワード欄は空欄でもロックを解除できます。
Mos のチェックボックスをオン✅にします。
これで Mos が動作するようになります。マウスのスクロールがスムーズになっていると思います。
Mosの詳細設定
Mos の設定画面を開くには、メニューバーの右側の Mos アイコンを選択して、メニューの中から「Preferences」を選択します。
Generalタブ
- Smooth Scrolling：オン✅でスクロールをスムーズにします
- Scroll Reverse：スクロールの向きを逆にします
- Launch on Login：オン✅で起動時に Mos も起動します
- Hide Status Bar Icon：オン✅でメニューバーの Mos アイコンを隠します
Scroll Reverseの設定は macOS 側の設定と同期しません。
Advancedタブ
- Dash Key：ダッシュキーに設定したキーを押しながらスクロールするとスクロールが高速化します
- Toggle Key：トグルキーに設定したキーを押しながらスクロールすると横スクロールします
- Block Key：ブロックキーに設定したキーを押しながらスクロールするとスムーズスクロールを無効化します
- Step：1スクロールで移動する量
- Speed：素早くスクロールした時の移動する量
- Duration：マウスのスクロールを止めてから画面が止まるまでの時間
Mosをアンインストールする
デスクトップの何もない所をクリックして、Finder のメニューバーから移動を選択し、アプリケーションを選択します。
Mos を右クリックまたは副ボタンでメニューを表示し「ゴミ箱に入れる」を選択します。
Mosを導入したら、スクロールがスムーズで快適になったにゃ！